【CSR活動報告】カンボジアにてNGO団体と清掃活動を行いました。後編【2025年2月21日】
こんにちは。Lead Systems株式会社代表取締役の谷垣壮亮です。
本日の記事は下記活動報告の後編となります。是非前編も読んでいただけたら幸いです^^
さて、前編の終わりの内容としては
このカンボジアの活動を支援してくれる企業探しのお話で終了となっておりました。
実はこの企業探し、めっちゃ大変だったんですね。
まず、私が考えたのは
・カンボジアでボランティア活動している団体や組織
・カンボジアに由来のある活動をしている企業
など、結構規模問わず当たって砕けろ(くだけちゃダメなのですが)精神で
声をたくさんかけさせてもらいました。
話はほとんど聞いてもらえはするんですが、
現実的に進展があるものがなかなか見つからず。
相引さんと考えのミスマッチが起きてしまっては元も子もないということで、
色々振り出しに戻ったんです。
で、色々お声をかけさせてもらってご協力いただけることになったのが…!
株式会社リダクションテクノ様なんです!
※ロゴをクリックでHPをご覧いただけます。
リダクションテクノ様になぜお声がけをさせていただこうと思ったのか…なのですが。
相引さんのお考えとマッチするサービスを展開されていたのが1番のきっかけでした。
それはなにか…
99%再生材でできた
ごみから作ったごみ袋
その名も「FUROSHIKI」
https://reduction-t.com/furoshiki/
ロゴがとてもかわいいですね♪
相引さんがゴミ袋の購入費で悩んでいたときに私は
「中国のECサイトなら格安でいっぱい変えるんじゃないですか?」って聞いたんです。
すると視野が広い相引さん。
「粗悪なゴミ袋だと薄くて、すぐに破けてゴミ袋もゴミになってしまう」
「本当はもっと環境に配慮したゴミ袋があればそういうものを使っていきたい」
という考えのもと、選んだゴミ袋を購入していました。
ゴミ袋までこだわってるのか~すごいな~と感心しつつ
環境にやさしいゴミ袋はないのかな~と思って検索していたらFUROSHIのプレスリリースを目にして
「これだ!!!」と思ったんですね^^
プラスチックごみから作られる、ゴミから作ったゴミ袋。
CO2も削減されて環境問題も考慮されていて相引さんの考えにぴったりだと思ったんです。
早速メールをお送りさせていただいたところ
代表の細田様がメールにご返信くださり、大阪でお会いさせていただくことになりました。
リダクションテクノ様に直談判へ…!
お仕事も大変な中、お時間をくださった細田様。
最初は「怪しいメールだな~」と思ったそうです。(笑)
私のカンボジアでの経験や、ゴミの問題、なぜ相引さんと一緒にこのように動こうと思ったのかというお話をさせていただきながら、
細田様は、私がどのような社会人人生を歩んできたのかも色々聞いてくださりました。
色々1時間くらいお話しさせていただいた中で、
まずはゴミ袋を提供してくださるというお話になり、私の自宅へ送っていただきました^^
相引さんが日本に帰国された際にお渡ししようと思ったのですが、
めちゃくちゃ大容量!!!!
ちょっと負担かけすぎちゃうなと思ったので、
私が次回カンボジアに行くタイミングでお渡しさせていただくことになり、
今年の2月にお届けにいったという形です。
いざ!FUROSHIKIを持ってカンボジアへGO!
段ボール2箱分…私はキャリーバックにFUROSHIKIを詰め込みカンボジアに向かいました(笑)
なんか自分の荷物はほぼパンツと靴下だけみたいな謎な状態でしたが、今回の目的はFUROSHIKIをお届けする事!
久しぶりのカンボジア!またどんな変化しているのか楽しみにしながら飛行機に飛び乗りました。
そしてカンボジア到着し、相引さんにFUROSHIKIをお渡しさせていただくと
本当に今ゴミ袋の購入に困っているところだったらしく
大変喜んでくださりました^^
相引さんとFUROSHIKIの2ショットです。
なんか去年会った時より、疲れてはるな(;^_^Aとは思ったのですが
お元気そうでよかったです。
記事の前編で行った清掃活動イベントについて相引さんに聞くと
「あれ、私の中で反省点すごくありました。ゴミ袋が100枚以上使ってしまい火の車でこりゃいかんと!」
とのこと💦
困らせてしまって本当にすみません><って気持ちになりながら
FUROSHIKIさんを提供してくださったリダクションテクノ様に感謝しかないな~と思いました。
相引さんの活動にも変化が…!
私が長期滞在していた期間、かなり多くの時間を相引さんとお話させていただいた中で
活動を継続するために大切な考えや価値観のお話を二人で議論していました。
元々相引さんは日本から観光や体験のために来られた方から、ほぼ料金を受け取っておらず、
逆に「おつかれさんです!」という形でコーヒーをご馳走したりしていたそうです。
このお考えはすごくご立派であり、見返りを求めないというところは尊敬なのですが、
私はあることをお伝えさせていただきました。
「僕は相引さんと出会って、なんか可哀想やから手伝いたいなって参加したわけではありません。
ここでしかできない本当に貴重な経験、自分のための経験に繋がると思って最初参加させてもらいました。
もちろん無料だったら嬉しいのは嬉しいですが、僕が参加することで経費が掛かっている事実がある以上、気持ちぶんはしっかりもらったほうがいいです。」
と。
他にも色々なきっかけがあったとは思うのですが、
現在は学生さんと大人は別料金で、体験費用をもらって一緒に活動をされるようになったそうです^^
私は【価値があるものにはしっかり対価が支払われるべき】と思っています。
ただのゴミ拾いなら日本でできる。
ただのゴミ拾いだけではなく、カンボジアのローカルな情報が知れて、観光では知ることができないリアルな実情を体験して、その体験をした人がどう感じるのか。
相引さんの活動の理由とはまた違った観点ですが、
非常に価値の高い体験がここでできると思いましたし、
私自身がこの活動で価値観が大きく変化し、一つ人としての新たなステップが踏み出せた瞬間になりました。
後日FUROSHIKIで清掃活動することに!
よし!せっかくカンボジアきたんだから清掃活動するぞーーーーー!!!
と、気合いれて相引さんと待ち合わせ。
いい風景ですね。腕がなります(笑)
今回私が参加するということで、これまた1人じゃ手をつけられなかったエリアに連れて行ってもらうことに。
ワクワクでしたが、久しぶりのこの臭いはやっぱりきつい…!
黙々と作業していたんですが、めっちゃみんな素通りですし、近所の人は玄関から私たち二人を眺めて談笑という状況です。(笑)
そんな中でもお水を差しいれしてくれたり、朝ごはんを頂いたりと、暖かさも感じました^^
お水は飲んでて普通の味?なんですが、
この米とお魚はなかなかカンボジア感のある味してて、ジャリジャリしてたんですが
なんのジャリジャリなんでしょうか?(笑)
体動かしてめっちゃお腹空いていたので完食です。
そして休憩しながらゴミ拾い続けること約4時間くらい!
めっちゃ綺麗になりました✨
相引さんとFUROSHIKIたち。
2人で計11袋この日は使わせていただきました!
リダクションテクノ様、この度はFUROSHIKIをご提供くださり本当にありがとうございました!
余談なのですが、普通ゴキブリって人間に見つかると逃げて隠れていきますよね?
ここでゴミ拾っていたら、ゴキブリがこっちに歩いてきてゴミとってるメイン部分に入っていくんですよ(笑)
しかもめっちゃデカい(´;ω;`)
なんでゴキブリってこういうところに好んで入っていくんでしょうね?
ゴキブリを見てしまった箇所は、虫が苦手な私は一旦退避して他の場所の清掃をして逃げてました(笑)
※苦手ならやるなよ!って話なのですが。
カンボジアに再び行ってみて感じたこと
1年ぶりのカンボジア。たった1年間でも「ここ変わったなー」とわかる部分は多かったのですが
どんどん経済成長している中で
建物や主要な道路はもはや日本は負けてるんじゃないかレベルまで発展しています。
ですが、たとえばコンセントやドアの密閉度とかゴミ捨て場の手入れとか、細かな部分は
「昭和の古い家でもこんなこと見たことない」ってレベルの残念な部分がある状態だなと感じています。
日本人が自然と行っている「普通」はとてもハイクオリティで
人を想い、周りを想い、次の人への気配りがしっかりしているからこそ、
今私たちが暮らしている家や町が快適なんだろうなと思います。
私がローカルで見た賃貸の看板には「月50ドル」という看板。
ほぼ地べたで、屋根だけがあって、ねずみやゴキブリと一緒に暮らす環境がリアルな状態なんだとも新たに知りました。
先ほどのゴミのたまり場では4歳くらいの子が裸足で凧を持って走って遊んでいたり、
そこには剃刀や割れた車のバンパー?やプラスチックの破片がたくさん捨ててある場所。
道路は穴ぼこだらけで、清掃活動した日には
学生二人がバイクに乗ってて、その穴ぼこにハマり思いっきり横転しているのが目の前でありました。
もちろん、日本でもないわけではない光景だとは思いますが
見る数が桁違い。
そういうのまだあるよね~ではなくて、
どこでもそんなかんじだよ!が今のカンボジアなのかなと。
まだ首都しか私は見ていませんが、それでもこの環境なんだと思うと
相引さんの活動はもっと応援と協力をしていきたいなと思いました。
Lead Systemsでは利益の一部はこのような活動の応援に活用させていただきます
最近では乾燥による山火事でお家を失くされてしまったり、避難生活をしている方々も出てしまいました。
カンボジアだけではなく、相引さんのような活動されている方も多くいらっしゃると思います。
弊社はまだまだ小規模であり、手広く支援できるわけではないですが
可能な範囲で、社会に貢献できる活動もしっかり頑張っていきたいと思っています。
人は一人では生きていけないというように、
Lead Systemsが先頭になって、活動に賛同いただける企業様と
どんどん社会貢献の活動も行っていければいいなと未来を描いております。
引き続き、Lead Systemsをどうぞよろしくお願い致します。