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【CSR活動報告】カンボジアにてNGO団体と清掃活動を行いました。前編【2025年2月21日】

 

こんにちは。Lead Systems株式会社代表取締役の谷垣壮亮です。

今回は2月中旬~5日間カンボジアへ行ってまいりました。

弊社では、WEBマーケティングをメインとした事業を行っていますが、
ただ、そこからの利益に固執するのではなく【社会貢献に活かす】ことを大切に考えています。

今回はWEB放題のサービスが大変好評いただいている中だったので
私1人でカンボジアに向かった形になるのですが、会社全体の取り組みとして来年は挑みたいなと思うところです^^

まずは、活動報告をする前に「前編」ということで
なぜ、私がこのような活動をすることになったのかのお話を書いていこうと思います。

なぜカンボジア?なぜゴミ拾いなのか?

私は30歳まで海外渡航歴ゼロのパスポートも持ってない人間でした。
しかもボランティアの参加も一度もしたことがなく、

「ボランティアしてるほど余裕なんてない!」

みたいなことを平気で言ってたとても浅い人間です( ˘ω˘ )

ただ、20代後半は人生のどん底を経験して「何か変わらないといけないかもしれない」そう思って
経営者のコミュニティでたまたまカンボジアに行く機会があり、「カンボジアなんか肌になじむ…」ということで、再度数か月滞在を急遽決めたのが2024年1月の話です。

カンボジアに抱いた第一印象は…

私がカンボジアのプノンペン国際空港に降り立った時の感想は2つ。

あったか~~~~い!
なんかくさ~い!

でした。

亜熱帯気候なので、結構よさげなホテルで宿泊してたのですがゴキブリは3日に1日は出没。
ベランダでタバコを吸うとほんのり香る生ごみ臭。

ローカルのご飯屋さんに行くとコバエがわんさか近くに寄ってきて
ご飯食べてるのか、ハエ食べてるのかわからないかんじで人生初体験まみれです。

プノンペンの中心部はとてもきれいなモールや建物、道路も綺麗で
発展途上国だと思っていたのに、もはや日本は抜かされているんじゃないか?と思ったり。

でもホテル周辺を歩いていると
20代の男性10人くらいが草履飛ばしで毎日遊んでたり、昼はみんなのんびり昼寝してたり
国が違うってこんなに差があるんだな~と思ってました。

なぜゴミ拾いをしてみようと思ったのか?

カンボジアに暮らしはじめて、喫煙者の私はタバコが安すぎてウハウハしてました。

カンボジアにもイオンが3つあって、メッチャ綺麗なんです。そして豪華。

ローカルのお肉とか魚を買う勇気がなく、割高なイオンにお世話になっていたわけなんですが、
イオンの喫煙所で「ハイ!ミスター!」と灰皿の横ポジションを譲ってくれた男性がいたんですね。

当然日本人ではないだろうと勝手に思って私は両手を合わせて
「オークンチュラン(ありがとうございます)」と言うと

「もしかして日本人ですか?」ってその男性に日本語で言われたんです。
※日本人しかこういう対応しないらしいです

カンボジアに1人しか知り合いがいなかった私からすると日本語が話せる感動と安心感に包まれました(笑)

そしてタバコミュニケーションをしていると、その男性は元々カンボジアの国立大学で食品衛生の講師をしていて
定年退職後はカンボジアの方の健康や経済的成長を応援したいということでNGO団体を立ち上げて、清掃活動をしているとのことでした。

NGO団体 anamai sabay sabay公式HP
https://anamai-sabay-sabay.org/ja-jp/井上さん(カンボジアでは「あいびきさん」と呼ばれています)

その想いの熱量と、貯金を切り崩し続けても活動を続ける信念?的なものを感じ

「自分もこの人みたいな人生を送りたい」

そう思ったんです。

百聞は一見にしかず。ということで

「明日是非活動一緒にやらせてください!」ということでゴミ拾いをしてみることにしました。

 

日本と別次元すぎた壮絶ゴミ拾い

来る、ゴミ拾い初日。

日本で見たことない光景が目の前に現れます。

「なんでこんな所に捨てまくってるんや!」

と、日本人なら思うところでしょう。

お花見のイベントでの残念な光景に見えてしまいました。

そんなこんなでゴミ拾い初日。70Lのゴミ袋たちが並んでいます。
※かなりゴミ拾いをなめてたので半袖半ズボン(‘Д’)

綺麗になった!!!とは思いつつも、捨ててる人の意識が変わらなければ
この場所にまたゴミがリスポーンしてくるわけですwww

私がカンボジアに来た時に、現地に住む日本人の方とタバコ吸ってるときに

「この国だったらポイ捨てしてもいいよ」って言われて

まじか!!と思ってすごく楽をしてしまいポイ捨てしていた私がいたのですが、このゴミ拾いをきっかけにポイ捨ては日本と同様で辞めました。

余談ですが、
近くのスーパーでタバコを吸って、ポケット灰皿にタバコを捨てるとガードマンの方が
「なにしてるんだ!ポイって捨てちゃいなYO」みたいなかんじで異物を見るかのように今後見られるようになります…。(笑)

そんなこんなで、時間がある時は相引さんのお手伝いをしたいと思いゴミ拾いに参加する日々を送りながら
たくさんの話をしてました。

活動を続けていると、
現地の方が水を差し入れしてくれたり、声をかけてくれたり

なんか「ええなぁ~こういうの」って思うようになったんですよね。

カンボジアにはゴミを拾って稼ぐ人たちもいるので
もしかしたら相引さんは誤解されている可能性もあるのですが、
衛生的で文化的な~みたいな政府が発信するような文言にも近い内容ですが

本当に同じ2024年を生きている人たちには
そんな感覚を一緒に体験したいと思うようになりました。

※子供たちとか、結構ゴミまみれのところを裸足で駆け回ってたりするのでかなり危ないのもあります。(剃刀とかもゴミでありましたしね)

相引さんの悩みを聞くことに

相引さんは、この活動何年も続けていて
カンボジアの日本人向け雑誌でも取り上げられている方なのですが、

そんな相引さんのお悩みは

①支援がほぼないから活動は自分の貯金を切り崩してゴミ袋やハサミなどを購入していること

②1人の活動だけだと、ゴミ拾いをして稼いでいる人だと誤解されてしまうこと

③結局現地の方の意識が変わらないと、ゴミは減らないこと

④ゴミ拾いだけではなく、子供たちへのマナー、マインド、モラルの教育に繋げたい

そんな形の課題に直面していました。

そこで今私が行っているビジネスの話をして、少しずつでもお力になれたら嬉しいし、カンボジアがどんどん綺麗になっていってほしいと旨を話しました。

相引さんの信念とマーケティング施策がなかなか一致しない(;^_^A

この課題を解決するために

色々な案を出してはみたのですが、相引さんの過去にも
この活動をうまく利用して、自分たちだけ稼いだりされて結果「使われてしまった」という経験もあるようで
なかなか話が前に進まず、資金面の問題もあり、とる手段が非常に限定されてしまいました。

カンボジアで怖いのはカンボジアの人ではなく、
カンボジアに住んでいる日本人の方がよっぽど怖いから気をつけてくださいとも相引さんは私に教えてくれました。

ん~~~何ができるだろうか?

デジタルで生きてきた私なので、もっと原始的な形からのスタートが必要なのではないか?と考えた結果

英語も出来ない、クメール語も話せない自分でもできることを行ってみました。

①現地に住む日本人とたくさんコンタクトを取り、清掃イベントの実施
②パソコンが苦手な相引さんに変わって、支援してくれる企業探しのアポとり

WEBマーケティングをやっている身としては、なかなか原始的な作戦を立てたなぁと思いますw

でも、こういう「人」が動く楽しさ、大変さを改めて気づかせてくれた時間でもありました。

よし!あとは実行するだけだ!!!

まずはイベントの実施!

ということで、

相引さんの団体anamai sabay sabayオリジナルTシャツを作成し、
まずは小さいイベントからということで発注。

ゴミ拾いで稼いでいる人と誤解されないように、複数人でユニフォームを着ることは周りへの認知に繋がると思いました。

また、40度近い気温になるカンボジアで生ごみとかたくさん捨てられているので、素手でゴミ拾いなんて全然できません。

ローカルの市場でハサミを購入。

準備は整った!

カンボジアに来てくれそうなビジネスパートナーたちを召喚し、
現地の知り合いもたくさん声をかけてくれて
相引さんの活動に参加している方や、
anamai sabay sabayに所属しているカンボジアの方も絶対参加してくださいと声をかけ

超ゴミまみれで相引さんがずっと手をつけられなかったエリアを撃破していくことに!!!

まじで自作したゴミじゃないですよ?日常の一部です。

みんな着替えてレッツスタート!

(10名以上集まってくださりました)

初対面の人も多い中、黙々とやり、世間話をし、清掃しまくります。

私たちの活動を見て、大量の水を差し入れしてくれたりほんとに暖かい気持ちになります^^

ゴミ袋が無限に消費されていく…

皆猛暑の中がんばってくれて、めちゃくちゃ綺麗にすることができました!!!!

現地の男性も参加してくれたり、ちょっとでも相引さんの目標に一歩近づけたのかなと思った一日でした!

※ちなみに当日は熱中症で夕方ぶっ倒れてたので次回はもっとeasyにしないとです…

そして、イベント後日にこの場所に立札が刺さっていたらしく

「ここは日本人が掃除してくれた。恥をしれ!」

みたいなちょっと過激なんですが、このような立札がクメール語で書かれていたそうです。

あとは協力してくれる企業を探しに…

まずは人に協力させるなら自社からやるべきだということで、

弊社でもanamai sabay sabayには微力ながら支援をさせていただきました。

そこから、カンボジアでボランティア活動している団体に声をかけたり、
色々企業さんにも声をかけたりしてみたのですが、

どこの誰かもわからない人たちのために支援しようなんて企業はなかなか見つかりません…。

そんな状態でも協力していただける企業さんが現れたんです!

ってことで、日本に帰国し、自分の仕事もしないといけないということで2024年の活動は終わるわけです。

後編に続く…。

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